Siratamazenzai

白玉ぜんざい

ぜんざいの由来のうち1つは、本来は二度繰り返して喜びの極致を表す仏教用語で、「よろしい、結構」という意味から善哉の字があてられます。一休禅師は、差し出され餅を入れた小豆汁を「善哉此汁(ぜんざいこのしる)」といって賞し、この名がついたとの逸話も取り上げられます。 またこのほかにも、出雲地方では餅を煮て小豆を合えたものを神供とし、神在餅と称したため、このジンザイモチがゼンザイに変化したという説もあります。

材料 約4個分 〈白玉だんご〉
  • 白玉粉100g
  • ぬるま湯100cc強
〈中餡〉
  • 小豆150g
  • 砂糖150g
  • 小さじ1/4
つくり方
  • 鍋に洗った小豆を入れ、たっぷりの水を加えて強火にかけ、沸騰したら中火よりやや弱めにし、差し水をしながら柔らかくなるまで煮る。
  • 1に砂糖を加え弱火で煮、小豆に味を含ませ、最後に塩を加えとろりとしたゆで小豆を作る。
  • ボールに白玉粉を入れ、ぬるま湯を徐々に加え、手で固まりをよくつぶしながら、耳たぶぐらいの堅さにこねる。
  • 3を12等分し、ひとつずつ丸めて沸騰させた湯にいれる。
  • 4のだんごが浮き上がってきたら、玉じゃくしですくい冷水に入れる。
  • 椀に2を盛り、水気を切った白玉だんごをのせる。
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  • 白玉粉に加える水は、ゆでるとき火が通りやすいので、ぬるま湯のほうがよいでしょう。
  • ゆで小豆は市販の缶詰を利用すれば簡単です。

    豆知識参考:「辞典 和菓子の世界」(中山圭子 2018年 岩波書店)

    レシピ:お菓子の手づり絵本 KOMEKO 全国穀類工業協同組合、全農