米粉の製造工程
米粉の製造工程は用途によって様々になります。基本的にコメを精米後洗って、そのまま粉体加工にしたものや、アルファー化(熱を加えて糊化したもの)したもの、さらに玄米をそのまま粉体したものなど様々。それぞれの特性を活かした用途に使われています。
上新粉・もち粉
[上新粉]うるち米を水洗いした米を水切り後、ロール製粉・胴搗製粉で仕上げたものです。
[もち粉]もち米を水洗いした米を水切り後ロール製粉・胴搗製粉で仕上げたものです。
01

玄米
02

精米
03

洗米
04

乾燥
05

ロール製粉
06

ふるい
07

金属探知機
08

製品
上用粉・求肥粉
[上用粉]うるち米を水洗いした米を水切り後、胴搗製粉したものです。
[求肥粉]もち米を水洗いした米を水切り後、胴搗製粉したものです。もち粉と区分しないこともあります。
01

玄米
02

精米
03

洗米
04

胴搗製粉
05

乾燥
06

ふるい
07

金属探知機
08

製品
白玉粉
もち米を一晩水に浸し、水切り後、石臼で水挽し、沈殿したものをプレスして切断し、熱風乾燥したものです。
昔は寒中に作られたため寒哂粉とも呼ばれます。
01

玄米
02

精米
03

洗米
04

浸漬
05

水挽
06

脱水機
07

切断
08

乾燥
09

金属探知機
10

製品
寒梅粉
もち米を水洗いし、水漬け後、蒸して餅にして色がつかないように焼き上げた後に製粉したものです。
ちょうど、寒梅が咲く季節に、新米を粉にすることから寒梅粉とも呼ばれます。
01

玄米
02

精米
03

洗米
04

製餅
05

煎餅
06

製粉
07

調湿
08

ふるい
09

金属探知機
10

製品
道明寺粉
もち米を水洗いし、水漬け後、蒸して乾燥させ、丸粒・二つ割り等の粗砕きしたものです。大阪府藤井寺市の尼寺・道明寺で最初につくられました。
01

玄米
02

精米
03

洗米・浸漬・むし米
04

乾燥
05

破砕
06

粒度選別
07

金属探知機
08

製品
味甚粉
もち米を水洗いし、水漬け後、蒸して乾燥させ、大、中、小粒に篩分けし焙煎したものです。
01

玄米
02

精米
03

洗米
04

製餅
05

乾燥
06

製粉
06

ふるい
08

金属探知機
09

製品
玄米茶
水に浸して蒸し、さらっと炒った玄米や白米などの米と煎茶をほぼ同量にブレンドしたものです。ビタミンB1とダイエタリーファイバーが多く含まれます。
01

玄米
02

精米
03

洗米
04

浸漬
05

蒸し工程
06

炊釜
07

乾燥
08

焙煎
09

放冷・冷却
10

金属探知機
11

製品