Sakuramochi

桜餅(道明寺)

桜餅は、関西地方で考案され全国に広まった道明寺粉生地のもの(区分する場合は「道明寺」、小麦粉生地のものは「長命寺」)があります。桜にちなんだ雛菓子の一つで、春の季語となっています。幕末には春先のお菓子として庶民化しました。
道明寺粉は、道明寺種とも呼ばれ、大阪の藤井寺市にある尼寺の道明寺で千年以上前に、最初に作られました。糯米を幾晩か水に浸した後、蒸して乾燥させ(道明寺糒(ほしい)という。)、粗挽きした物。桜餅やおはぎ、椿餅などに使用します。

材料 約20個分 〈生地配合〉
  • 道明寺粉250g
  • ぬるま湯350cc
  • 砂糖30g
  • 食紅少々
  • こしあん400g
  • 桜の葉〈塩漬け〉20枚
つくり方
  • ボールにぬるま湯、水洗いした道明寺粉を入れて混ぜ、お好みで色素を加えピンク色にし、ラップでおおってぬるま湯をすわせる。
  • 蒸気の上がった蒸し器に1を入れ、強火で約20分くらい蒸し、ボールに移して砂糖を加え、手早く木じゃくで混ぜる。
  • 2をぬれ布巾にとって冷まし、20等分にして手に水をつけて丸く平らにのばし、真ん中に1個20gのあん玉をおいて包み、形を整え、桜の葉を巻く。
〈 道明寺粉の生地づくり 〉
  • さっと水洗し、ボールに入れぬるま湯につけて30分おき、粉に水分を十分にふくませる。
  • ザルにあけて水気を切る。
  • 蒸気の上がった蒸し器にぬれ布巾を広げ2を平らにしてのせ、強火で20分蒸す。
  • 蒸しあがったらボールに移し、ラップをかけて10分くらい蒸して生地をなじませておく。
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  • 蒸すときに、蒸し加減にムラができないようにきれいに平らにしておくことを忘れずに。