Kusamochi

草餅

よもぎは古くから食用や薬用として知られ、私たちの生活に深くかかわりのある植物です。語源については「よく萌え茂る草」「よく燃える草」などいくつかの説がある。昔は草餅に母子草を使用したといわれているが、現在では草餅といえばよもぎである。

材料 約28個分 〈生地配合〉
  • 道明寺粉300g
  • 上白糖90g
  • ハローディクス30g
  • 60ml
  • 食塩1.2g
  • 冷凍よもぎ(絞ったもの)30g

※ハローディクスが調達できない場合は水飴で代用できる

※約850gに上がる

〈中餡配合〉
  • 小豆生餡400g
  • 280ml
  • グラニュー糖190g
  • トレハ50g

※やや硬め

〈艶出し錦玉配合〉
  • 粉末寒天6g
  • 35ml
  • グラニュー糖350g
  • 水飴20g

※やや硬め

〈仕上げ材料〉
  • 蜜漬け白小豆400g
  • 生地30g
  • 中餡20g
つくり方
  • 道明寺粉をかるく洗い、約4~5分水漬けする。
  • 良く水を切り、蒸し布巾にあけ約15~20分蒸す。
  • 手鍋に水、上白糖、ハローディクスを入れ火にかけ溶かし、冷凍よもぎ※と食塩を加え混ぜ合わせる。
    ※冷凍よもぎは解凍後、良く絞って包丁の背などで細かくして使用する。
  • 3をボールに移し、蒸し上げた道明寺を加え混ぜ合わせる。
  • 途中で数回混ぜ、蜜を全体に浸透させる。(約30分休ませる)
  • 中餡を包餡してやや丸偏平に整え、中央に蜜漬け白小豆を添え、艶出し錦玉をハケ塗りする。
  • ポリシートで包装して、笹カップなどに入れて仕上げる。
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  • よもぎは繊維質が多いので、固い部分は取り除き、先端の柔らかい部分を使用します。
  • 薬効成分なども多く、自然の中で育っている野草なのでアクも強いです。
  • 下茹ではアクを抜くため沸騰している湯に適量の重曹を加え茹で、茹で上げたらすぐに冷水にさらし、絞って使用します。

レシピ:全国菓子工業組合連合 日本菓子専門学校 福本 圭祐 教師 菓子講習【基礎編】

※注:レシピにおける菓子の名称は「よもぎもち」である