4全 穀 発 第78号
令和4年8月16日
組合員 各位 様
全国穀類工業協同組合
ミニレター(4−8)
○ 農林水産省の食糧部会において、米の需給状況について審議されました。 ○ 残留農薬基準の変更がありました。 |
1 農林水産省の食糧部会(資料1)
令和4年7月28日の農林水産省の食糧部会において、農林水産省は、基本指針に関
連して、以下の説明を行われました。
@ 米穀の需給の見通しについて、
ア 3/4年の供給量は701万トン、需要実績は前年実績から2万トン減の702
万トンで、4年6月末在庫は217万トンとなること
イ 4/5年の供給量は平年作では673万トンと試算されるが前回どおり675
万トンに据え置くこと、需要量が前年の10万トン減の692万トン、5年6月
末在庫は200万トンで、9万トンと見込まれる2年産のコロナ影響緩和特別対
策は差し引いた5年6月末在庫が191万トンと見込まれること
A 備蓄運営に関して、4年産米について備蓄米を21万トン買入れ予定で、13万
〜21万トンの範囲で非主食用に販売
B 米穀の輸入について、国際約束に従った輸入を行うこと
各委員から、@需給の回復と周年事業の拡充の必要性、A肥料や資材高騰と4年産
の形成、C水田用の直接支払交付金と飼料用米の作付け等に関する意見が出されま
した。
2 主食用米の動向
4年6月の全国の民間在庫数量は、出荷及び販売段階で172万トン(前年同期173万
トン、前月204万トン)と前年と同水準(農林水産省公表)。
3年産の6月の全平均価格は12,618円/60kg(前年同期14,225円/60kg、前月12,702
円/60kg)と低位水準(農林水産省公表)。
3 米粉の生産動向 (単位:トン)
|
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6月 |
4年上新粉 |
3,342 |
3,467 |
4,279 |
4,257 |
3,379 |
3,364 |
4年もち粉 |
693 |
826 |
847 |
828 |
695 |
875 |
4年白玉粉 |
303 |
246 |
354 |
282 |
268 |
354 |
4年寒梅粉 |
107 |
114 |
136 |
130 |
108 |
147 |
4年らくがん粉・みじん粉 |
112 |
111 |
86 |
87 |
85 |
87 |
4年だんご粉 |
59 |
70 |
93 |
86 |
66 |
152 |
4年菓子種 |
201 |
212 |
181 |
166 |
132 |
135 |
4年新規米粉 |
2,274 |
2,322 |
2,477 |
2,511 |
2,339 |
2,496 |
4年計 |
7,091 |
7,368 |
8,453 |
8,347 |
7,072 |
7,610 |
(食品需給研究センター公表)
4 その他(資料2)
日 |
事項 |
関係府省 |
6/22 |
食品添加物の不使用表示に関するガイドライン ⇒食品添加物の無添加表示の変更 |
消費者庁 |
7/19 |
お米メニューアイデアグランプリ<農水省補助事業> ⇒米を使った商品アイデアを7/19〜8/26に公募 |
ぐるなび
|
7/19 |
北瑞穂レシピについて ⇒北海道向け高アミロース米の特徴を生かしたレシピ |
農研機構 |
7/25 |
就職・採用活動の日程の遵守要請 ⇒広報活動開始:卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降、採用選考活動開始:卒業・修了年度の6月1日以降、正式な内定日:卒業・修了年度の 10 月1日以降 インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進 ⇒インターンシップの推進 |
内閣官房
関係3省 |
7/27 |
新型コロナワクチン3回目接種がまだお済みでない皆さまへ ⇒2回目のワクチン接種が終了した12歳以上の方への周知 |
内閣官房 |
8/5 |
マイナンバーカード未取得者への交付申請書の送付 ⇒マイナンバーカード未取得の方に送付される交付申請書 |
デジタル庁 |
8/8 |
新型コロナウイルス感染症に係る医療機関・保健所からの証明書等の取得に対する配慮 ⇒新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS)の登録による証明書の取得促進 |
新型コロナウイルス感染症対策本部 |
8/15 |
食品中の残留農薬基準の改正等(以下は玄米の例) ⇒令和4年8月10日適用 スルホキサフロル(殺虫剤)1ppm→2ppm ⇒令和5年8月10日適用 ピラフルフェンエチル(除草剤)0.05ppm→0.01ppm ポリオキシンⅮ亜鉛塩(抗生物質/殺菌剤) 0.06ppm →0.01ppm ポリオキシン複合体(抗生物質/殺菌剤・殺虫剤) 0.06ppm→0.01ppm |
厚生労働省 |
(編集後記)
事務局のリモート会議機能の課題(事務局でのリモートの際、発言者の画像や音
声が分かり難い、配信ソフトが途中で切れて復旧に時間を要する等)を踏まえ、臨
時総会を機に、配信ソフト、画像機能及び音声機能を適切に拡充します。
以上