3全 穀 発 第33

                           令和3412

組合員 各位 様

                           全国穀類工業協同組合

 

 

            ミニレター(34

  今号では、317日(水)自民党本部で開催された「米粉の利用促進に係る関

係企業等との意見交換会】及び330日(火)に開催された2FY6回理事会

等について下記の通り報告いたします。

 

                   記

 

1 理事会の開催

  ≪理事長挨拶要旨≫

・コロナ禍の中、緊急事態宣言は321日解除されたが、第4波の襲来

も気を許せない状況が続いている。

・このような状況の下、各種イベントは中止や簡素化されており、花見も上

野公園は通り抜けるだけとなった。コロナ禍に対しては、各個人の責任で

対応することが求められている。

・コロナ禍の収束は見通し難いが、花見、節句、等の季節需要折々に回復出

来ればと願っている。

・巣ごもりで家庭調理機会の拡大、テイクアウトの増加等新しい需要が喚起

され、これに伴い(米粉製品の)売れ行きも変わってきている。

・先日(31日)リモートにより情報交換会を16名の参加により開催し

た。今後、定期的に開催していくので多くの組合員が積極的に参加して頂

けたらと思っている。

513日に通常総会が開催されるが、多数参加いただき、現状を共有し

組合員相互に連携していければと思っている。各自状況は違うと思うが昨

年に比べ(生産についての)コロナへの対応は徐々に改善されてきている

と認識している。

 

≪協議事項≫

(1)令和3年度通常総会提出議案について

 提出議案の概要

       第1号議案:第62期事業報告及び第62期決算財務諸表

         事業報告については、各データをUp dateし、原料用米の確保

について、岡山県津山市を新たに開拓していること並びにコロナ禍

での組合運営、生産動向、組合費の1期分免除(青年会会費の半年

分免除)組合員アンケート調査の実施、要望への対応方向等につい

て記載。

         決算財務諸表については、今期の収入が予算対比約▲560万円

(組合費▲400万、賦課金▲160万円)減少する下で、総会、理

事会等の会議をリモート開催に切替え実施すること等により旅費・

会議費の抑制や経費の縮減を行い、支出の削減(340万円)を図っ

た結果、約▲220万円が当期の純損失額となった。

       第2号議案:第63期事業計画(案)及び第63期収支予算(案)

         事業計画(案)については、コロナ禍での経済情勢、原料米の動

向、コンプライアンスの遵守、米穀の需給見通し及び組合運営等に

ついて記載。

         収支予算(案)については、組合員が5社減少による組合費の減

額、コロナ禍による生産量の落ち込みによる賦課金等収入が減少す

る下で、単年度で収支をバランスさせるため、役職員の給与、青年

会委託費の削減及び各種経費の節減等を行うこととした。

         なお、穀粉会館受電設備の変更工事費(400万円(東電への負

担金200万円含む))、PCB等含有変圧器の処分工事費(100

円程度)等、合計500万円程度について今年度(令和3年度=第

63期)に支払いが発生するが、金額が確定していないので第63

期予算(案)には計上していない。

       第3号議案:経費賦課徴収方法に関する件(前年同)

        組合費(13級とも前年同額、4半期毎の前納方式)

        賦課金(対象米穀,賦課金単価とも前年同額、3半期毎に納入)

       4号議案:借入金残高の最高限度額並びに組合員に対する事業資

金貸付残高の最高限度額及び貸付利率の決定の件(前年同)

        ・借入金残高の最高限度額:5億円

        ・貸付最高限度額:500万円/組合員

        ・貸付利率:借入金利率の2厘増し

       第5号議案:加入金決定の件(前年同)

         加入金:10万円

 以上5議案を諮ることで了承された。

 

    (2)令和3年度通常総会等の開催方法の検討について

     令和3年度通常総会について以下の通り決定

      開催日時:令和3513日(木)1400

       開催場所:台東区生涯学習センター(組合から至近)

            4階企画室(最大24名収容)

             〒111-8621 東京都台東区西浅草3-25-16

             03-5246-5827

       開催方法:ゲストは一切招待せず、対面(ただし24名まで)及びリ

モートにより開催。

            (会場への出席者は各自パソコンを持参してください)

             また、通常総会冒頭は研修会(原料米の適正使用につい

て、農水省担当官を講師)を開催する

             なお、コロナ禍における大人数での会食は困難であるこ

とから、総会後の懇親会は行わないこととする。

        通常総会関係(参加確認及び総会資料等)については、下記2「通

常総会のご案内」を参照のうえ、意向をお知らせください。

 

(3)組合員の脱退・加入について

  ≪組合からの脱退≫

        昨年度末で脱退を表明したのは、村田製粉梶i茨城)、株ェ木音(静

岡)、畑製粉梶i広島)、栄宝製粉(熊本)及び()若松製粉(鹿児

島)の5社であり、脱退理由は廃業、米粉製造の廃止等となってい

る。

        なお、5社の出資口数は、合計290口、145万円であり、5

13日の通常総会で予算案が承認され次第、各社に返還することとな

る。

≪組合への加入≫

        新年度から、組合への加入について2社から関心が寄せられてい

ることを報告。その扱いについては、今後、加入理由や面談を行った

うえで判断していくこととなった。

なお、組合への加入については、定款、第9条に「理事会の議決

によって、その諾否を決する」こととされている。

       

   ≪報告事項≫

    〇穀粉会館受電設備の変更について

     【高圧受電設備の廃止・低圧受電設備の新設】

       穀粉会館は高圧受電し屋上に設置している変圧器を介し、低圧に変換

し館内に給電されているが、同変圧器にPCBが含まれていることが判

明し、この処理が必要になったこと及び設置後40有余年が経過し耐用

年数が大幅に超過していることから、理事会の承認の下、高圧受電を廃

止し、低圧受電に移行させることとなった。

       低圧受電を行うための工事については、東京電力に申請し、館内の低

圧受電について本年2月に工事を終了したが、概算で200万円程度

かかるものと見込まれている。

       今後は、東京電力により、高圧受電設備の廃止及び低圧受電設備の新

設工事を行うこととなるが、この工事に係る東京電力への負担金として

200万円程度(高圧引込線の撤去に歩道の掘削、埋戻し工事等が必要)

が新たに発生する。

       また、この工事に着手できるのは、負担金の納付後となり、早くても

4月下旬〜GW明けとなる見込みとのこと。

【変圧器等の処理】

       組合は、現在稼働中の2台を含め4台の変圧器を保有しているが、

このうち2台が低濃度のPCBを含有しており処理が必要、他2台は

通常の処理が必要となるが、PCB含有の2台については東京都の助成

対象となるがR2FYの予算は払底したことから、3FY予算での対応と

なる。

       また、屋上変電室内に設置されているコンデンサーについてもPCB

の含有検査が必要となり、同検査費用についても東京都の助成を受けて

R3FYに実施し、変圧器と一緒に処分する。

       なお、これらの処理にかかる費用は100万円程度と見込まれ、上記

工事費用を加えると、500万円程度となる見込み。

 

2 通常総会のご案内(別添ファイル参照)

   上記1でお知らせしたとおり、5月13日(木)1400から令和3年度通

常総会を開催いたします。開催案内、出欠通知、委任状、及び総会資料等につい

て別添ファイルを参照頂き、430日(金)までに、出欠等の意向について事

務局宛お送りください。

   また、通常総会は、会場での対面(コロナ禍で参加人数の制限があり最大24

名まで)及びリモートを併用しての開催となります。

   なお、本年度は、時節柄ゲストを一切招待せず、総会後の懇親会も開催いたし

ませんので、ご了承のほどお願いいたします。

   2年続けて一堂に会しての開催はできなくなりましたが、奮ってのご参加お待

ちいたしておりますとともに、総会資料等につきましてご質問・ご指摘等ござい

ましたら事務局までお寄せください。

 

3 米粉の利用促進に係る関係企業との意見交換会(別紙1-@〜B参照)

   317日(水)自民党本部において「米粉の利用促進に係る意見交換会」が

開催され、米粉製品製造者、大手製粉事業者から、原料米事情、製造状況及び販

売動向等についてヒアリングが行われました。その際の、次第・出席者名簿(別

1-@)、各社の発言概要(別紙1-A)及び配布資料(別紙1-B)について、

瑞穂食品轄井社長様から提供いただきましたので、情報共有を図るため、配布

いたします。

 

4 日本の新型コロナ感染者・死者が少ない理由(別紙2参照)

   表記論文を入手しましたので配布いたします。同論文では日本人に新型コロナ

での死亡者が少ない要因ファクターXは「米」だったとのことで、コメ食がコロ

ナにいかに有効か論じられています。(残念ながら米粉とはなっていませんが)

   ご活用いただきたいと思います。近くNHKでも取り上げられるとのことです。

5 食品業界におけるコンプライアンスの徹底について(別紙3参照)

   表記アンケートについては、農水省において、毎年実施されており組合員の皆

様にご協力いただいているところであり、組合員の調査結果については、事務局

で取りまとめミニレター(2-12)でお知らせしたところであります。

今般、令和2年度の食品業界全体の調査結果が農水省より公表されましたので

お知らせいたします。

 

6 お知らせ

  (1)新型コロナウイルス感染症関係(内閣府=別紙4-@〜B参照)

    @基本的対処方針に基づく催物の開催制限、施設の使用制限等に関する留意

事項等について(別紙4−@)

    A年度当初の研修での留意事項について(別紙4−A)

    Bテレワーク等の推進について(別紙4−B)

  (2)2022年度卒業・終了予定者等の就職・採用活動に関する要請について

     (内閣府、文科省、厚労省、経産省=別紙5参照)

  (3)下請代金の支払い手段、知的財産取引の適正化(同ガイドライン)について

    (公正取引委員会、中小企業庁=別紙6

    (4)食品関連事業者への税制支援(農水省=別紙7

 

    

以上

 

                              ミニレター 61