3全 穀 発 第10

                           令和3128

組合員 各位 様

                           全国穀類工業協同組合

 

            ミニレター(31

  今号では、理事長の挨拶等、127日にリモートにより開催された理事会の結

果、岡山県津山市の加工用米等の案内並びに農林水産省のR3FY及び2FY補正予

算の概要等について下記の通り報告いたします。

 

                   記

 

1 理事長挨拶等(別紙1-@〜A参照)

   2021年年頭に当たり、組合員の皆様に対する理事長からの挨拶を同封いたし

ます。(別紙1-@)をご覧ください。

   また、理事長が業界誌(商経アドバイス)の新春インタビューに応じ、その内

容が掲載されましたので(別紙1-A)をご覧ください。

 

2 理事会の結果(別紙2-@〜A参照)

      127日(水)リモートにより令和2年度第5回理事会が開催されました。

  【理事長挨拶要旨】

    ・新年の挨拶、本年もよろしくお願いする。

・本日の理事会は本来であれば有馬で開催することとなっていたが、現下

の社会状況に鑑みリモートでの開催となった。

・コロナの収束が見通し難く、巣ごもりで対応に追われる日々であると推

察しているところであるが、この環境下で組合員が、如何に生き残って

いくかが、今年の命題であると思っている。

    ・厳しい環境下で如何に組合運営を行っていくか、忌憚のないご意見をお願

いする。

 

@組合員アンケート(部会等の開催)への対応について

・組合員からの要請に基づき、情報交換会を開催することを了承。

・当日の議題への対応として、玄米茶や麦茶製造者は原料米に関心が薄い

のではと提起されたが、

⇒何れの社も少量の原料米(特定米穀、加工用米)は使用しているの

で、原料米事情は参考になる。

・また、白玉粉関係では、

⇒令和3年産の加工用米の助成体系が変わった、情報や同業他社の生

産・需要動向の評価が聞きたい。

(令和3年産の加工用米助成体系等については、下記4参照して

下さい)

      等の議論があり、31日(月)午後2時からリモート(ZOOM)に

より開催することとなり、組合員へはミニレター(3-1)で案内し219

日(金)まで参加意向を募ることとなりました。(下記5に詳述)

 

    A穀粉会館受電設備の変更について

      ・穀粉会館の受電については、高圧で受電し屋上の変圧器(2台)を介

し各階に供給されているが、変圧器内のオイルにPCBが含まれてい

ることから、これを処理(2008年に規制強化され、使用者負担によ

り処理が必要となったがこれを先延ばししてきた)することが必要と

なっている。

      ・また、変圧器は耐用年数を大幅に超過しており何時、停電事故が発生

してもおかしくない状況であることから、PCBの処理に合わせ変圧器

を変えることも検討が必要となっている。

      ・このため、PCB処理に合わせ変圧器4台(稼働中2台、屋上放置2

台)を処分し(4台の処理で数百万円)、以後は、変圧器不要である低

圧受電に変更することとし、このための工事(約200万円程度)を

実施する。

      PCB処理に関し東京都の助成期限である今年度中に行うとともに、こ

れに合わせ、低圧受電の工事も進めて行くこととなりました。

 

    B短冊ポスターの印刷について

・組合作成の短冊ポスターは全7種類(花見だんご、月見だんご、うぐ

いす餅、彼岸だんご、かしわ餅、さくら餅及び草もち)あるが、在庫が

少なくなっている「彼岸だんご」「かしわ餅」「さくら餅」及び「草もち」

について増刷が必要である。

       ⇒必要数についてミニレターで組合員に照会して印刷枚数を決めた

らどうか。

       ⇒短冊ポスターは、今も、組合員から引きの強いアイテムであり、在

庫が払底し対応が困難になると、組合員サービスが著しく低下する。

       ⇒短冊ポスターではなく、昔作った卓上型の「ミニ幟」「タペストリ

ー」の制作を検討してはどうか。

       ⇒制作原資が豊富(多用途利用米の需要拡大助成等)で需要もあった

時代の産物、今も需要があるか不明である。

⇒宣伝委員会で一度検討したらどうか。

等の議論があり、在庫が僅少となっている4種類について、各1万部作成

することとなりました。

   C今後の会議開催スケジュールについて

     【理事会】

R2FY6回:令和3330日(火)1400

         リモート又は組合会議室で対面開催

         (具体的な開催方法については、社会情勢を

見極め後日決定)

      【正副理事長会】

        ・随時開催

      【監事監査】

        ・令和3413日(火)1500〜 「組合会議室」

      【通常総会】

        ・令和3513日(木)「台東区生涯学習センター(予定)」

 

  (5) 報告事項

    @日本米粉協会の動向について(別紙2-@参照)

      ・米粉協会は、「ノングルテン米粉の認証」「米粉の用途別基準の推奨」

「ノングルテン米粉を使用した加工品の登録」「ノングルテン米粉の製

造工程JASの制定」、農水省の補助事業の受託、講習会の実施及び各

種情報の発信等を行っている。

        また、本年5月には日本米粉協会事務局が、従来のCAPNetから

全農系の会社に移管される予定。

 

    A米粉製造量について(別紙2-A参照)

      現在データの取れている昨年111月の米粉製造量を前年同期と比較

すると、うるち米を原料とする製品については全国の製造量は前年同期比

2.2%、もち米を原料とする製品は同▲7.7%、組合員の製造量はうるち

米原料同▲2.7%,もち米同▲13.5%となっており、全国の生産量に比べ

組合員の落ち込みが厳しくなっている。

      現下の製造・需要動向については、

       ・我々の需要先であるお土産品の製造者は、対前年比23割の生産

量となっている。

GO TOのあった昨秋から12月までは良かったが、1月になり  

全く製品が動かなくなった、2月もこの状態が継続するものと思う。

       ・2年連続して需要が大幅に減少しており、今年も厳しいものと思わ

れる。運転資金の融資を利用している。

       ・菓子屋さんでもスーパーマーケットに卸を行っている者は、元気な

様子。

       ・菓子の小売屋さんでも郊外の路面店は順調、繁華街の小綺麗な伝統

店は苦戦している様子。

      等の意見がありました。

3 曲辰(かねたつ=岡山県津山市の地域商社津山エリア)による加工用米等の供給

(別紙3-@〜C参照)

   ミニレター(2-11)でお知らせしています通り、岡山県津山市が加工用米、

新規米粉用米の生産に新たに取り組むこととなり、今年産(令和3年産)から供

給が開始されますが、そのハンドリングを担う地域商社津山エリア梶u曲辰」(か

ねたつ=当組合員の半鐘屋さんの岡田社長が代表に就任)が昨年10月設立され

ました。(別紙3-@参照)

   令和3年産の供給条件等については、別紙3-Aを参照して下さい。供給条件

のうち、加工用米の価格について、8,800/俵と10,300/俵の2種類が掲

出されていますが、これは、R2FY3次補正予算(128日成立)に計上さ

れている3年産加工用米助成40,000/10aが適用(2月中に取組計画の提

出が必要)された場合8,800/俵であり、例年通り20,000/10aの助成が

適用(例年通り6月末までに取組計画を提出)される場合は10,300/俵とな

りますが、この価格差は助成水準等によるものです。

また、引き渡しについては置き場渡しで、引き取り運賃等は買受け者の負担、

引き取り期限は、来年5月末まで(令和45月末に一括決済、以後引き取り

までの期間に応じ保管料等が発生)等となっております。

   これら諸条件を熟知頂き、購入希望の組合員におかれましては購入希望申込書

(別紙3-B)に必要事項を記入いただき、212日(金)までに事務局宛て提

出をお願いいたします。申し込み多数の場合は別途調整させていただきます。

  なお、令和3年産加工用米を巡る価格動向等については別紙3-Cを参照して下

さい。

 

4 R3FY予算及び2FY補正予算等の概要について(別紙4参照)

   令和3年度のコメ関係の予算措置(当初)は、3,050億円で令和2FY(当初)

と同額が措置されたが、現下の米をめぐる課題への対応として、令和2FY補正

予算(128日成立)で約350億円が別途措置され、総額で約3,400億円

(いわゆる15か月予算)が計上されている。

   特に、主食用米からの転換を促進等するため、補正予算で「新市場開拓に向け

た水田リノベーション事業」が措置され、同事業の生産者への支援として、加工

用米について低コスト生産技術等(直播栽培、疎植栽培、作期分散、多収穫品種

の導入等15メニューから3つ以上を選択)の導入を要件に4万円/10aと助成

水準を従来の2万円/10aから倍増させている。(2月末までの取組計画の提出

が必要)

   また、同事業の実需者への支援として、需要の創出・拡大のための機械・施設

の整備支援が措置されています。(加工用米が対象、新米粉用米は対象外)

   なお、米粉に関しては、

@新たな農林規格(ノングルテン米粉製造工程のJAS対応)の周知。

A新たな米粉加工品の普及(米粉の優れた特性について調査・普及)

B米粉用米産地の育成(情報交換会=マッチングの開催)

  が予算措置(@〜B合計で3,000万円)されています。

 

5 情報交換会の開催(参加希望者は(別紙5)をお送りください)

   アンケート調査で開催要望のありました情報交換会を31日(月)1400

〜からリモート(ZOOM)により行います。(上記2の@を参照して下さい)

   参加いただける方は、(別紙5)の情報交換会参加通知書を219日(金)

までに事務局宛お送りください

   なお、不参加の場合は、本申込書の返送は不要です。

 

6 その他

  (1)原材料を取り巻く情勢(全農米穀部作成=別紙6-@参照)

  (2)新型インフルエンザ等対策特別措置法第32条第1項に基づく緊急事態宣言

に伴う食品その他生活必需品の安定供給の確保について(経産省・農水省か

らの協力要請=別紙6-A参照)

   

    

農水省の補助事業で日本米粉協会が作成した米粉パンフレット【多彩な日本の米粉の世界】(日本語版、英語版、フラン

ス語版)の在庫があります

 ご希望の方は事務局までお知らせ願います

 (ミニレター(2-8)で案内しサンプルを1部づつ付けて

おります(組合HPにも日本語版を掲出しています))

 

 

                                                                   以上

 


                              ミニレター 58