2全 穀 発 第37

                            令和2410

組合員 各位 様

                           全国穀類工業協同組合

            ミニレター(2−4

  今号では、326日に開催された監事監査、理事会及び514日開催予定

の令和2年度通常総会提出議案等について、下記の通り報告いたします。

 

                  記

1 監事監査

    理事会に先立ち、監事2名による業務監査(事業報告及び事業計画())を

実施。

    事務局より、第1号議案令和元年度(第61期)事業報告及び第2号議案

令和2年度(第62期)事業計画()について説明し了承を得た。

    また、令和2年度の事業計画()策定に当たっては、組合費及び賦課金単価

については前年度と同様としている。

なお、このことについては、第3号議案経費賦課徴収方法に関する件(定款第

16条関係)として通常総会に諮ることとなる。

    さらに、監事等による会計監査は416()に行われます。

   

2 理事会の議事等

  (1)理事長挨拶要旨

    ・本日はお忙しいところ、また危険をかえりみず理事会にお集まりいただ

き感謝。

    ・今、世界は新型コロナウイルス感染症のパンデミック、オーバーシュー

トの危険性のさ中にあるが、乗り越えられぬ難局はないともいわれます

のでこれを信じて頑張りましょう。

    ・今年度は昨年の豪雨・台風等自然災害が多発し、年明けにはコロナウイ

ルス禍があり、春の彼岸、節句と我々業界のトップシーズンに大変なこ

とになり、消費の減少が進むことを憂慮している。製造量が落ち込んだ

昨年より今年は、さらに落ち込むのではないかと心配している。

    ・私事になるが、昭和59年に組合の理事に就任し、以来36年の長きに

わたり組合運営に携わってきたが、この間、理事を20年間、副理事長

7年間、理事長を9年間務めさせて頂いた。在任中は米粉管理制度の

大改革、ガット合意に伴うMA米の輸入、HACCP対応及び組合員の不

祥事等に対応してきたものと自負しているところ。

    ・特に、私の祖父(理事長、昭和28年〜31年)が何人かでこの組合を作

り(昭和25年創立)、父も副理事長(昭和40年〜45年)を務めさせ

ていただいたこと等もあり、私もこの組合には愛着・愛情を持っている。

     今後、新体制の下で組合がますます発展するよう期待している。

 

2)協議事項の審議

@令和2年度通常総会提出議案について

(別ファイルの令和2年度通常総会資料を参照)

・今度の総会は、任期満了に伴う役員改選があるので、例年審議いただく

15号議案(事業報告、決算、事業計画予算(案)等に加え、第6

議案として役員改選を加え総会に諮ることとする。

    A令和2年度通常総会の開催の可否及び役員改選について

      ・コロナウイルス禍で、全国から人が集まる集会等は自粛ムードが漂っ

ている下で通常総会を開催するか否かについて議論。

       ア、新型コロナウイルス感染症の、このような状況は、12月前に

誰も見通せなかったのだから514日(木)がどういう状況に

なっているか全くわからないので、粛々と開催することで準備し

て行く事とすれば良い。

       イ、開催するとしても、ゲストは呼ばず、内々の総会としていく。

       ウ、役員改選があるのだから、通常総会の開催が必須。開催し定款に

従い粛々と選任していけばよい。

       エ、通常総会後の懇親会については、濃厚接触の危険性もあるので開

催しない。

      こととなった。

    B組合員の脱退について

     ・36日郵送により、島根県松江市の渇i江製粉が脱退届を提出。

       また、組合費、賦課金については今年度分をすべて納付済み。

・出資金(4020万円)は通常総会で予算案が承認され次第、返金  

する。

これにより、本年度末の組合員数は82社となります。

    CMA米の不適正使用に係る改善指導について(資料1参照)

     ・農水省から219日付けで、MA米副産物の用途外使用事案(不適正

使用)2件に関し、文書により改善指導がありました。今回、同様の事案

で処分されたのは当組合を含め、3団体6事業者とのこと。

     このほか、当組合では米穀粉を「花火用糊」として販売している事案も

有りましたが、既に当組合を脱退していたため、今回の処分対象とはなり

ませんでした。

また、当組合員に関し、調査中の事案が1件あるとのことでした。

       なお、処分は、「MA米の買受け資格取消し」「同資格停止」、「改善指導

=今回の処分」の3段階があります。

       改善指導内容は、

@買受けた用途以外に使用する場合には、事前に必要な承認を得なけれ

ばならないことを周知すること。

AMA米の共同購入者に対し、遵守事項省令等の関係法令、契約書及び

業務仕様書の内容について啓発し、その遵守を徹底する。

       また、これらの事案を起こさないために、農水省は改善策とし

      @MA米の副産物の処理に関し、予め産廃業者等と焼却又は埋設する

ことに対する契約又は覚書を1年度を期限として締結しておく。

      AMA米の副産物を米粉用以外の用途に仕向ける場合に備え、1年度を

期限とする申請書を、予め農水省に提出する。

       この2点については、農水省から別途通知があり次第、皆様にお知ら

せするとともに、MA米の共同購入社各社の担当者に、事務局が出向

HACCP等と合わせて説明することとなりました。

   

  (4) 報告事項

    @日本米粉協会の動向について

JAS規格化】

・現在、日本米粉協会においては、ノングルテン米粉製造工程のJAS規格

の制定(ノングルテン米粉の規格化ではなく、ノングルテン米粉の製造工

程の規格化)化に向けた検討が最終段階を迎えており、今秋にはJAS調

査課に諮り、来年度にはJAS規格化が決まる見通し。

【米粉協会事務局】(資料2参照)

・日本米粉協会の事務局については、来年5月の米粉協会の通常総会を持

って解散することが決定しており、来年以降事務局を、どの組織が担うか

検討が開始されるが、本年430日まで公募が行われており、期間内

に応募がない場合は、協会内に「検討委員会」を設置し検討が開始される

ことについて、その背景等について事務局から説明。これに対し、

  ・業界の一番の需要先である和菓子業界向けでは、今後需要は萎んでい

くばかり、当組合が事務局を引き受け、今伸びている新規用途の米粉

を取り込めば組合の活性化につながる。

  ・事務局を引き受ければ、農水省からの事業を受けられ、運営経費が得

られ、さらに、組合に新規加入する者があるかもしれない。

  ・新規米粉製造者の有力なアウトサイダーを当組合に加入させるべき。

  ・当組合の傘下ということでなく、別組織の協会ならアウトサイダーも

入りやすいのでは。

  ・日本米粉協会が立ち上がる時、当組合解散寸前だった。協会が立ち上

がり今後は協会が米粉を担っていく勢いだった。しかし、協会が敵失

となり、やっぱり米粉は伝統ある当組合、保守本流という評価になっ

ている。米粉に関する団体は当組合であり、協会ではない。

  ・米粉団体が一本化するのは良いこと。アウトサイダーには当組合に入

ることにアレルギーがあるので、早急に一本化するのではなく時間を

かけて融合していくべき。

  ・アウトサイダーのコンセンサスも得て、協会事務局を作ることを納得

させることが肝要、その後事務局をどこに置くのか、人員の配置をど

うするか、運営が赤字となった時の担保をどうするか詰めていけばよ

い。赤字になった時に当組合の運営経費から補填することは不可。

  等の意見が出されました。

    AHACCP(改正食品衛生法)の施行(資料3参照)

     ・改正食品衛生法の政省令が施行され、HACCPについては、20216

1日施行が決定、ただし、それから1年間は経過措置があり、2021

61日から完全施行となる。

     ・これに伴い、米粉製造業は保健所への届け出業種となるので、完全施行

から6月以内に保健所に対し所定の届け出が必要となる。

      本件については、組合員への説明を、事務局においてMA米の説明と合

わせて来年度実施していくこととなった。

B通常総会当日のタイムラインについて

      事務局より、配布資料に基づき説明。

     ・令和2年度通常総会については、現時点では予定通り開催することと

し、粛々と準備を進めることとされたことに伴い、通常総会当日(令和

2514日(木))は、

       〇宣伝委員会 12001300(昼食を摂りながら)

「組合2階会議室」

       〇新米粉部会 13001350     同  上

       〇研修会   14001500 「台東区生涯学習センター

3階研修室」

       〇通常総会  15001700    同  上

      なお、通常総会後の懇親会については、コロナウイルス禍に配慮し、取

り止めることとなりました。

    C70周年記念式典等の繰り下げについて

事務局より、配布資料に基づき説明。

     ・123日の第2回理事会で承認された事項を、再度、リ・マインド。

       〇親会70周年記念式典等は、5年繰り下げ75周年記念式典等とし

て挙行。

〇同時開催予定の青年会設立50周年記念式典等は、予定通り挙行。

        ただし、記念式典は行わない、記念事業として海外視察を行う、記

念誌については事務局において作成。これに伴い、200万円程度

を預金から、組合の来年度予算に繰り入れる。

〇準備委員会については、暫時休会とする。

 

5)その他

事務局より、コロナウイルス禍に伴い、行政等からの要請に従い事務局職

員の在宅勤務を行うことを提案、ただし、事務所は閉鎖しない。

     また、どこでも連絡が取れるよう携帯電話を導入してはとの提案があり、

事務局において検討することとなった。

 

3 政府等からの要請

1)新型コロナウイルス感染症対策について

(資料4参照=内閣府、新型コロナ感染症対策本部)

  (22020年度大学、短期大学及び高等専門学校卒業・終了予定者に係る就職・

採用活動での健康診断書の取扱いについて(依頼)

(資料5参照=文科省、就職問題懇談会)

  (3)新型インフルエンザ等対策特別措置法第32条第1項に基づく緊急事態宣

言に伴う食品その他生活必需品の安定供給の確保について

     (資料6参照=経産省、農水省)

  (4)飼料用米・米粉用米の複数年契約に取組みましょう!(資料7参照=全農)

     今年度から導入された、全農作成の米粉用米等に対する複数年契約助成

12,000/10a)の生産者向けの啓発パンフレットです。

  (5)新型コロナウイルス感染症罹患者が出た場合に備えて(資料8参照=事務

局、ミニレター(2-3)に資料4として添付済みの再送)

  (6)臨時休業に伴う学校給食休止への対応について(資料9参照=農水省、ミ

ニレター(2-3)に資料5として添付したものの更新版)

 

4 令和2年度通常総会資料の送付

    上記に記しました通り、令和2年度の通常総会を514日(木)14:00

〜(14:0015:00研修会、15:0017:00通常総会)「台東区生涯学習セ

ンター」において開催いたします。その際の議案書を同梱の別ファイルでお送

りいたしますので、万障お繰り合わせの上、ご出席頂きますようお願いいたし

ます。

     また、ご出席頂く際には、同資料(議案書)を御持参下さいますよう併せて

お願いいたします。

     なお、開催会場は公的施設であり、今後、56日までの「緊急事態宣言」

が延長された場合は利用中止となりますので、開催日程の延期、開催会場の変

更等があり得ることもお含みおき下さい。

 

以上

 

                                ミニレター㊾