2全 穀 発 第5号
令和2年1月 27日
組合員 各位 様
全国穀類工業協同組合
ミニレター(2−1)
今号では、農林水産省が1月23日(木)に開催された理事会及び理事会に先
駆けて開催された第1回記念式典等準備委員会、1月9日(木)に開催された「日
本米粉協会第9回認証委員会」等について、下記の通り報告いたします。
記
1 理事会の報告
(1)理事長挨拶要旨
・新年明けましておめでとうございます。
・昨年は自然災害の多発により被災された方へお見舞い申し上げるととも
に1日も早い復旧・復興を祈念しているところ。特にもち米の主産地の
一つである佐賀県においては、台風・長雨によりもち米の収量が半減す
るとのことで、組合員各位は原料米の調達に苦慮されているものと推測
するところ。
・平成28年に理事長に再任され今年の総会までで理事長職を通算して9
年務め、平成8年からに副理事長を通算7年間務め、昭和59年から理
事として通算23年間務めたので、都合40年間の長きにわたり組合運
営・業界の地位向上・発展を担ってきた。
・この間組合運営においては、コメ管理制度の大改革、GATT合意に基づ
くMA米輸入、HACCP、不祥事への対応等数々の改革に腐心してきた
と自負しているところ。
・米粉の製造量は、昨年1年間暦年でほとんどの月で対前年同月を割り込
む状況にあり憂慮しているところ。
・洋菓子業界も廃業多いが、継ぐ人が現れるのが、和菓子業界との違い。
米粉の需要の出口がこのような状況にあることも、米粉の製造量が低迷
している一因。
・弊社は、青森で30人の生産者にもち米を作ってもらっているが、つがる
ロマンへの転換で、昨年2人減り、今年も2~3人減る見込み。もち米価
格今年はかなり上がることを懸念している。
(4)協議事項の審議
@青年会会員の確保について(資料1参照)
青年会の将来は、このまま推移すると、現行の25名から10年後には
7名にまで減少し、会の維持が極めて困難になることから、昨年9月4日
の理事会において、2級以上の組合員企業に会員を選出して貰うよう呼び
かけを行うこととなった。
この結果、𠮷村穀粉鰍ゥら小島さんが新たに入会されることとなった。役
員各位におかれては、引き続き2級以上の組合員企業に対し青年会入会の
働きかけをお願いする。
A親会70周年・青年会50周年記念式典等の繰り下げ(資料2参照)
・親会70周年・青年会50周年については、2021年秋に挙行予定で
準備を整えつつあるが、今期役員改選となり執行部が一新されること
から、70周年5年繰り下げ75周年として新たな執行部により挙行
することとしたい。
また、青年会も5年繰り下げることなると55周年となり、節目とし
て中途半端であることから、先ほど開催された準備委員会で、親会と
は切り離し青年会単独で50周年という節目をおこなうことが望ま
しいとされた(準備委員会議事録参照)。との提案に対し、
⇒全員意義なく了承された、
B穀粉会館の賃料の改定について
・穀粉会館3階の賃料(全国米菓入居)については、交渉の結果、旧家
賃より、月額3万2千円UP(税込み22%のUP)年額で384千円
の収入増加となる旨説明。
(5) 報告事項
A米粉用米等に対する支援措置(資料3参照)
令和2年度の米粉等の生産者、加工業者、需要の拡大等に対する農水省
の助成措置について説明。来年度の新規の助成措置は、
@ 令和2年度は米粉用米について3年以上の複数年契約を締結した場
合 は、生産者に対し12,000円/10aの助成措置が新設されている。
(昨年の多収穫米助成の組み換え)
A 食品メーカー・流通事業者向けに、HACCP等の輸出に対応するため
施設・機器整備の補助金を整備(都道府県を通して申請、補助率1/2)
B 政府からの周知・協力要請(資料4参照)
・@日本人の姓名のローマ字表記について
・Aマイナンバーカードの積極的な取得と利活用の促進について、今年新
たに配布されたパンフレット2種類(健康保険証として利用できるよ
うになる、マイナンバーカードの申請はお早めに)について説明。
・B本人確認のデジタル化・厳格化の推進について
C 通常総会の開催会場の変更について(資料5参照)
令和2年度の通常総会開催会場については、「東京菓子会館」で行
うこととしていたが、当会館の改修工事に伴い使用不可となったので、
新たに「台東区生涯学習センター」に変更して行うこととしたい旨説
明。
なお、開催日時については変更なく5月14日(木)14:00〜か
ら行う。
D その他
@ 今後の会議等のスケジュール
A MA米の用途外販売
B 政府広報ラジオ放送のお知らせ
C 賛助会員(国際衛生梶jのバルサンキャンペーン販売のお知らせ
D 賛助会員 叶シ村機械製作所会長の勲章受章(旭日双光章)受賞の
報告。
2 記念式典等準備委員会(資料6参照)
過去の記念式典等の概要、経費及び理事会における記念式典等に関する
議論について説明。
親会70周年・青年会50周年記念式典等については2021年秋に開催す
ることで準備してきたが、@来期組合役員の陣容が一新されることA70周
年の次は100周年となることB他団体は75周年で挙行される例が多いこ
と等から、これを5年繰り下げ75周年・55周年で挙行することとし、
この後の理事会に諮ることを説明。(理事会においては親会の5年繰り下
げ、青年会の予定通りの挙行について承認された。上記1理事会の開催参
照)
これに対し、親会は75周年に繰り下げることは承知するが、青年会は
50年という節目でもあり、予定通り親会とは切り離し挙行すべきというこ
ととなった。
5年繰り下げとなることから、本委員会における検討は3〜4年後再開す
ることとしそれまで閉会する。また、本日検討していただいた意見等は再開
後の委員会に置いてこれをベースにその時の社会情勢等を加味して検討を加
え時代に合った記念式典等となることを目指す。
(4)検討結果
@記念式典等の挙行について
・親会75周年の記念式典については、組合員内々の懇親会とし、ゲスト、
来賓等は排除する。また懇親会に先立つ表彰式等は執り行わない。
単独で行う青年会50周年については懇親会そのものを行わず、記念事
業として(例えば、タイFOODEXの視察等の)海外研修会を企画する。
同研修会には親会から旅費を相応程度支援したらどうか)
A記念誌の発行について
・親会75周年の記念誌については、組合の歩んで来た歴史を綴ること
とし50年までは既に記念誌が出ているので、50年以降75年まで
を記載した事務局作成の組合の歩みをHPの組合員のページに掲出し
ておく、既刊の30年誌・50年誌は組合員個々が保管していること
からその年次で必要な情報は各々が保管している記念誌から得てもら
うこととし、75年誌には、基本的には50年以降の25年分を記載
する。
また、記念誌の特集企画として、全組合員に組合との関わり、思い
出、期待等を投稿してもらい記念に残したらどうかということになっ
た。
なお、青年会の50年記念誌については、既刊の25年記念誌と同
程度のものを事務局において作成していくこととされた
B記念事業の実施について
・親会70周年の記念事業は行わない(記念誌のHPへの掲出のみ)
・青年会50周年の記念事業は、前述の通り、海外研修旅行とする。
以上のような議論があり、順位委員会は暫時休会となり、本議論をベ
ースとして3〜4年後に再開されることとなった。
3 日本米粉協会第9回認証委員会(資料7参照)
・現在日本米粉協会においては、@昨年末始まったノングルテン米粉を使用
した加工品の登録については、12月11日、潟lティエノの米粉パンが
第1号として登録された。
・昨年末より認証委員会では、米粉のJAS規格制定(米粉製品の規格化、
ではなく、米粉製造工程を規格化する)ことで各製造工程での規格を検討。
・JAS規格化に先立ち実施された、JAS規格化に関する会員へのアンケー
ト結果も報告。
4 賛助会員からのお知らせ(パンフレット参照)
賛助会員の国際衛生蒲lより、特別キャンペーンのお知らせがありましたので
パンフレットを同封致します。
5 政府広報ラジオ放送のお知らせ(資料8参照)。
政府広報ラジオ放送で「世界をターゲットに進化を続ける、使いやすくなった
米粉」をテーマに1月25日(土)オンエアされました。資料8にありますよう
に、音声配信もされておりますので聴取の程よろしくお願いいたします。
以上
ミニレター㊻