29 全 穀 発 第81号
平成 29年 7月 18日
組合員各位 様
全国穀類工業協同組合
ミニレター(29−7−A)
今号では、本年3月に策定された米粉のノングルテン、用途別基準の全国説明
会(7月14日〜8月18日、全国8か所)の第1回目として、7月14日(金)
仙台市に於いて開催された、同説明会の概要等について、下記の通りご報告いたし
ます。
記
○ 米粉の用途別基準、ノングルテン表示説明会議事概要(添付資料参照)
7月14日(金)の仙台会場の同説明会は、東北米粉利用推進連絡協議会(東北
米粉ネットワーク)の「第15回東北米粉利用拡大セミナー」(141名参加)の一
環として行われたもので、短時間(説明、DVD上映、質疑なしで1時間)となり
ましたが、今後、単独で行われる7会場(質疑応答を含め2時間30分を予定)
における説明内容、配布資料等については、基本的には仙台会場と同様となるもの
と思われます。
(1)説明概要(冊子の説明会資料参照)
・本年3月29日に米粉のノングルテン表示、用途別基準が策定され公
表されたが、これは、国内産米粉促進ネットワーク(CAPnet)が農水
省の補助事業を受託し@米粉製品の物理的特性の分析、A米粉製造業
調査、Bノングルテンに係る諸外国の規制等に係る文献調査を行った
もの。
・本年5月25日には、同基準等を推進し「米粉新時代」を創造してい
くため日本米粉協会が設立された。
・米粉の用途別基準については、その呼称について小麦粉の様に薄力、中
力、強力の様に普及している呼称を目指すべき等の意見が有ったが、
国際的にも馴染み易い、1番料理菓子用、2番パン用、3番麺用とな
った。
・1番にはアミロース含有率によりソフト、ミドルタイプがあり、3番
にはハードタイプもある。それぞれの詳細な製品用途については資料
冊子P6の【参考】を参照。
・現在製品として出回っているのは、1番、2番が多いが(基準が出来た
ことにより)3番も出てくるものと思われる。
・米粉のノングルテンガイドラインについては、認証制度を設けること
とし(認証を行なう機関は、日本米粉協会への登録が必要)認証マーク
については現在作成中(ノングルテン認証マークについては前回のミ
ニレターで報告済み)。
・米粉のノングルテンの含有量は、1PPM以下と定義。1PPMとは、1
トンの中に1グラムが混入している状態。
・ノングルテンの定量検査法として現在までのところ確認された小麦タ
ンパク質定量検査キットは、日本ハム社製、プリマハム社製及び森永
生化学研究所製の3キット。
・第三者機関で上記3キットとの何れかにより検査を行った結果、グル
テン含有量が1PPM以下の米粉は「ノングルテン(Non-Gluten)」
の用語を表示する。
・ノングルテン米粉を使用した「小麦」を含まない加工製品は、ノングル
テン(Non-Gluten)の米粉を使用している旨を表示する。
(2)DVD上映(約15分)
米粉の用途別基準1〜3番の各米粉を使用した製品のレシピを紹介。
(日本米粉協会の服部幸應会長(服部料理学園長)監修)
○1番米粉
シフォンケーキ、ロールケーキ、お好み焼き、鳥唐揚げ。
○2番米粉
ノングルテン米粉パン。
○3番米粉
ラザニア、生パスタ。
の作り方についてのDVDが上映され、最後に本年10月フランス、ドイ
ツ、イタリア。来年1月スペインに於いてノングルテン米粉のプロモーシ
ョンを行う旨の話しがありました。
当日は、配布資料の中には、日本米粉協会の設立趣意書、同入会申込書、
アンケート用紙等が説明資料とともに同封されております(本レターに同封)
仙台会場のアンケート結果について入手いたしましたので、これも同封いた
します。
また、当組合は、日本米粉協会へ既に加入しておりますことを申し添えます。
なお、既に案内いたしております様に、 今後の「米粉の用途別基準、ノン
グルテン表示」地方説明会は
7月26日(水)札幌、TKP札幌ビジネスセンター
8月1日(火)大阪、TKP大阪御堂筋カンファレンスセンター
8月2日(水)岡山、TKP岡山会議室
8月3日(木)福岡、TKP博多駅筑紫口ビジネスセンター
8月9日(水)金沢、TKP金沢ビジネスセンター
8月10日(木)名古屋、TKP名古屋カンファレンスセンター
8月18日(金)東京、TKP東京駅日本橋カンファレンスセンター
の7会場で、何れの会場も、受付け開始12時30分、説明会13時30分
〜16時まで行われます
是非ともお近くの会場に足を運ばれ、日頃の疑問点や意見等を御開陳頂きま
すようお願いいたします。
ミニレターO